2007年2月5日午後0時40分頃、岩手県盛岡市前九年の館坂橋から約200メートル下流の北上川河川敷付近で、雪遊びをしていた県立養護学校小学部1年で盛岡市中太田に住む滝村隆規君 (7歳) の行方が分からなくなった。
滝村隆規くんは5日、養護学校が学校行事の振替休日だったため、午前11時頃から、障害者支援を行っているNPO法人の職員に引率され、他の児童 2人とともに雪遊びをしていた。
1人の児童が館坂橋方面に数十km離れたため、男性職員が連れ戻して戻った午前11時40分頃、滝村隆規くんの姿が見えなくなった。
目を離していたのは、ほんの数分程度だという。
男性職員らが約1時間、近くを探したが見つからなかった。
スポンサーリンク
岩手県盛岡市7歲男児行方不明事件【滝村隆規くんが不明なった現場周辺】
滝村隆規くんが遊んでいた河川敷には交通量の多い県道につながる道路があり脇には花壇やベンチなどもある。
北上川との間に高さ約80センチのガードレールがあり、ガードレールから川までは高さ約3kmの斜面になっている。
このガードレールにも地面から近い部分には子どもが通れる隙間がある。
また、近くに川から県道側に向かって流れる排水路があり (河川敷道路が 橋になっている)ここにもガードレールと高さ約1kmのフェンスがある。
子どもが入れるほどのすき間はある。
近くの県道は交通量が多い。
警察がへリやボートで北上川や近くを流れる零石川周辺を捜索。
近くの空き家も調べたが、手がかりは見つかっていない。
現場はNPO法人六等星の運営する託児施設近くで散歩コースとして良く使っていた。
滝村隆規君は2006年も夏と秋の2回、近くの北上川付近を散歩中に、迷子になったことがあったが、このときは市内で発見された。
スポンサーリンク
岩手県盛岡市7歲男児行方不明事件【滝村隆規くんの特徴】
滝村隆規くんは身長約120cm、体重25キロでふっくらした印象。
髪形は短めのおかっば。
フード付き青色コートを着用。
コートには「みたけ養護学校」の名札がある。
カーキ色のズボンに水色の長靴、黒色と灰色の毛糸帽 子を身に着けている。
滝村隆規くんはかかとを着かないで左に傾いて歩く特徴があり、名前を聞かれると「たかのりくん」と話すほか、「いや」「やだ」「ママ」「マクドナル ド」などの数語を話す。
行方不明になり3年経過したころ、滝村隆規くんの両親は、NPO法人六等星と男性スタッフに対し訴訟を起こした。
NPO法人六等星側は、スタッフ1人の障害児3人を面倒を見ていたことに無理があったことを認め、NPO法人六等星と男性スタッフが計480万円を滝村隆規くんの両親に支払った。
さらに、今後も捜索活動を続けることを条件に和解。
事件発生から10年が経過。滝村隆規くんはどこに?