大阪自殺サイト連続殺人事件の真相

2005年に起きた大阪自殺サイト連続殺人事件。

この事件には表面上で取り上げられている内容とは異なる深い闇が真相としてあった。

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大阪自殺サイト連続殺人事件の真相<事件の概要>

2005年に社会問題となった大阪自殺サイト連続殺人事件。

犯人は自殺志願者を装いインターネットの自殺サイトに侵入。

そこで知り合った男女3人に「練炭自殺しよう」と言葉巧みに誘い出し、大阪の山中で半年間の家に3人を殺害した事件。

この事件を犯した殺人鬼が前上博元死刑囚。

前上博元死刑囚は、宮崎勤、酒鬼薔薇聖斗に勝るとも劣らないほどサイコパス。

問題は殺し方だ。

前上博元死刑囚自身は決して狂暴な男ではなかったが、実は前上博元死刑囚は、異常なまでの窒息マニアだった。

三人を個別に誘い出して、個別なんで山の中に車に連れ込んで行き、被害者を寝かせて、ゴム手袋で鼻と口を手で塞いで苦しみ出すと時々手を放す。

それを延々と繰り返す。

その間に何が起こるかというと命乞い、衰弱していき、脱糞し、体の痙攣が起き、動かなくなる。

その死にゆくまでの過程を前上博元死刑囚は欲情していったのだ。

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殺人鬼 前上博元死刑囚の異常なフェティシズム

異常な行動というのはそれだけでなかった。
その被害者が苦しむ過程を全て録音していたのだ。

被害者との会話、命乞いをする声、脱糞の音、痙攣し暴れる音。

殺人を犯した後は部屋にこもり、その録音したものを聞きながら前上博元死刑囚は自慰行為をしていたというのだ。

さらに前上博元死刑囚には考えられないとんでもないフェティシズムを持っていた。

前上博元死刑囚には儀式めいた様式があった。

それが殺害時に手と足をきつく拘束したりするよりも重要にしていたこと。

白いソックスを履かせるということ。

異常なるフェティシズムだ。

つまり前上博元死刑囚は白いソックスを履いてる人間ならば誰でも良かった。

老若男女、性別、容姿は関係ない。

事実、白いソックスを履いた駅の掃除用務員やファーストフードの女性など、男女性別容姿問わずおびただしい画像ファイルが自宅から出てきているのだ。

白いソックスに彼はひどく欲情するのだ。

さらに前上博元死刑囚の変態度の深さを象徴する事象がある。

前上博元死刑囚は女性に興味がなく、興奮した事が一度もないのだ。

事実、逮捕される38歳まで性行為は一回もないのだ。

前上博元死刑囚には裁判になる少し前まで彼女がいた。

その彼女が求めた時も前上博元死刑囚は素っ気なく関心が全くなかったという。

ただ一度だけキスをしたことがあった。

そのキスしている時に彼女の口と鼻を、太った顔でグっと押さえて呼吸できなくさせ彼女を苦しめ興奮していたのだ。

そう、彼女までも窒息させていたのだ。

なぜ前上博元死刑囚は白いソックスに反応するようになったのか?

窒息マニア、白いソックスに異常なまでの興奮を覚えていたと言う前上博元死刑囚。

しかし、なぜこの前上博元死刑囚は白いソックスにそこまで反応するようになったのか?

そしてなぜ日本の犯罪史上類を見ない快楽殺人鬼へと変貌して行ったのか

そのルーツは小学生の時からだった。

前上博元死刑囚が小学校低学年の時、家族が正月などに履いていた白い足袋、
また、前上博元死刑囚の父は白バイの警察官であり、父の象徴が白バイの白いヘルメット。

当時から白にもの凄く反応していたと本人が語っている。

中学時代になると、女性教師の白いソックス。ここで初めてそこに白いソックスというキーワードが出てくる。

その白いソックスに前上博元死刑囚は興奮した。

なぜ前上博元死刑囚は窒息に反応するようになったのか?

窒息についてはどうか。

多感な小学校四年の終わりのある休みの日に、前上博元死刑囚の父が、

前上博元死刑囚のお腹の上に馬乗りになり、しげしげと前上博元死刑囚を見てたということがあった。

前上博元死刑囚は苦しいからバタバタする。その姿を父は能面のような顔でじっと見ていた。

前上博元死刑囚はその時のことが脳裏に焼き付き、

その時の苦しさと白いソックスが結びついたのだ。

その後、近所の女の子とか年下の女の子に後ろから近づいて口を押さえるようなことを100件近くやっている。

当時の事を臨床医に聞かれると「なんともなかった」と答えている。

そして中学に入った時、たまたま前上博元死刑囚の親指が女の子の鼻に入った。

その時、完全に口も指も花も呼吸を止めた。

その時に女子中学生はひどく苦しんだ。

それが窒息マニアとして直接的なきっかけになったと思われる。

大学時代には男性学生に対し暴行事件のような事件を起こす。その内容というのが背後から馬乗りになり口を閉めるという行為だった。

社会人となっても前上博元死刑囚は似たような事件を起こしている。

前上博元死刑囚は殺人まで行かずとも、窒息的な暴行は何度とも繰り返している。

人が苦しむ姿に快楽を覚え、ついには殺人まで犯してしまった前上博元死刑囚。

ゆっくりゆっくりと前上博元死刑囚はどんどん快楽殺人鬼となっていったのだ。

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大阪自殺サイト連続殺人事件の真相<本当の深い闇>

実は大阪自殺サイト連続殺人事件には表面上で語られることがなかった深い闇ともいえる真相がある。

実は前上博元死刑囚はIQ128があった。

一般的なIQは100プラスマイナス15が通常なので、128の知能指数は高いことが理解できる。

前上博元死刑囚と接見した臨床精神医学の臨床にも非常に記憶力が良いことを語っていた。

実際に自分自身がこれまで人は殺さずとも同じような性的犯罪をいくつか犯していることに自己嫌悪で懊悩の限りを尽くしていたのだ。

それでも自分の欲求を止めることができない。

自身自身を紛らわせるために小説を書いたりしている。

その内容は犯罪抑止のための「窒息マニア」の小説だった。

その小説は自分自身を発散させるため、ある種の居場所としての意味もあった。

前上博元死刑囚は自ら精神科医の元へ出向いたり、カウンセラーの元へいき「オレをなんとかしてくれ」と、最終的には「ホルモン注射を打ってくれ」「性器を摘出してくれないか」ということまで相談していたのだ。

欲求をおさえる為に積極的に相談して悩みを打ち明けていたという。

IQが高く記憶力も異常によかった前上博元死刑囚は罪を犯すたびに後悔し、更生しようとしていた過去の記憶や体験が忘れられず、再び罪を犯してしまっていた。

前上博元死刑囚は逮捕後に

「捕まってホッとした」「これで(犯行を)止められる」と語っていた。

さらに前上博元死刑囚は「自分のやったことに関しては自分の命で償うしかない」

「死刑になるのは全然かまわない。ただこの苦しみを繰り返したくないので、自分を研究材料にしてくれないか。」と語ったという。

自分の性欲をおさえることのできない嫌悪感に苛まれている人達の手助けになればと、自分自身を解剖してでも、研究材料にしてほしいと申し出たのだ。

この願いを叶えられたのか、否かは公表されていないので、知ることができないが、2017年には自分の欲求を満たすためだけに座間市で自殺志願者を欲求のために殺害するという同じ手口を使った猟奇的殺人事件が発生している。

前上博元死刑囚のやったことは許されることではない。

ただ彼自身が犯罪抑制のために申し出た、想い自体は断ち切ってはならない。

今生きている我々が、このような犯罪が二度と起きないように一人一人が自分の心と向き合い、考えていかなければいけない。

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