久留米元看護士4人組保険金連続殺人事件の真相

福岡県久留米市1998年から犯行が繰り返された元看護師4人組による保険金連続殺人事件。

その主犯格吉田純子死刑囚と同じ看護学校で知り合った池上和子元受刑者(病死)、堤美由紀受刑者、石井ヒト美受刑者という3人の共犯者たち。

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久留米元看護士4人組保険金連続殺人事件の真相

殺されたのはこの4人のうちの2人の夫を殺害すると言う犯罪史上類を見ない残虐な事件。

主犯格の吉田純子(事件当時33歳)は自分の夫は殺害していない。

共犯となった他の看護師たちの夫のみを殺す計画を立てている。

最初にターゲットとなったのが池上和子元受刑者の夫。

酒に睡眠薬を混ぜて飲ませてそれで寝てるところを池上以外の3人が夜中に侵入。

そして池上の夫の足の静脈に空気を打ち込む。

その後、頃合いを見計らって救急車に通報。

その救急車を呼ぶタイミングというのも職業柄、熟知しており病院で亡くなるぐらいの程度で計算されてあった。

吉田死刑囚らは最初の殺害で保険金3500万円を手にする。

さらに1998年翌年。

今度は共犯者である石井受刑者の夫を急性アルコール中毒のように見せかけ殺害。

保険金3200万円をだまし取った

しかしなぜ、元看護士たちは自分の夫を殺害するまでに至ってしまったのか。

元看護士たちの関係性と吉田の存在

実は保険金を手にしているのは、主犯格の吉田純子が独り占めしている。

では何のために殺したのか

吉田純子って人はその3人の元看護士を従えるためある「先生」という架空の存在を作り上げた。

その「先生」というのが皇族に繋がる人間であり警察署や暴力団も操れる人だということを言葉巧みに3人の元看護士たちに洗脳していった。

元看護士3人は吉田純子のことを「吉田様」と呼ばせて奴隷の様に扱っていた。また吉田死刑囚は他の3人に集団生活を強要。同じマンションに住まわせ外部からの接触を一切断ち、洗脳。

吉田純子は架空の「先生」の存在を利用した。

元看護士ら3人それぞれの夫に問題があることを先生から指摘されたと伝え、自ら夫の殺害を決意させたと言う。

吉田純子の強烈な洗脳

奴隷となっていた元看護士の洗脳は強烈なものであった。

それを裏付ける事象がこの時起こっている。

吉田純子死刑囚は性欲が強く、夫と別居していた吉田は奴隷として従えていた堤にレズビアンの関係を強要していた。

吉田は堤に対して女性同士のレズビアンの関係であるにもかかわらず妊娠したと伝えているのだが、あろことか堤はそれを本当に信じていたというのだから、彼女たちにとって吉田の洗脳はそれだけ強烈なものだったのだろう。

しかし、そのような異常ともいえる状況は長くは続かなかった。

1998年、石井受刑者の自首によって事件が発覚。

これにより吉田純子の死刑が確定する。

獄中の吉田純子死刑囚から送られた手紙

吉田純子死刑囚から、今回の殺人事件を追ったライターに対して送られた手紙がある。

その内容には反省の言葉はなく、むしろ自分は冤罪だという事を本にまとめ、稼いだお金を使って保釈されようと企むものだったという。

人が2人も亡くなったという罪の意識がないのは明白だ。

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ドラマ化された久留米元看護士4人組保険金連続殺人事件

この事件は2015年2月「黒い看護婦」として大竹しのぶ、寺島しのぶ、坂井真紀、木村多江の4人でノンフィクションドラマとしてドラマ化されている。

撮影は実際に事件が起こった福岡県久留米市などもロケ地として使用されている。

吉田純子はドラマ化され何を思うのだろう。

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