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中学2年生の少女を脅迫した犯人は誰?
2013年春、中学2年生になった少女に初めての彼氏ができた。
中学2年生で初めての彼氏。
中2少女は嬉しくてガマンができないほどだった。
その思いはSNSのLINEに。
大好きな彼氏との2ショット写真をSNSのLINEに投稿した。
そのSNS投稿が中2少女をどん底に陥るきっかけとなってしまった。
その投稿から1年半が経過した頃。
中学3年生となっていた少女は学校では誰も信じられず、恐怖で学校にも行けない状態になっていた。
まだ幼さの残る中学2年生の少女はなぜ謂れのない脅迫を受けることになってしまったのだろうか?
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匿名の手紙とともに始まった脅迫
それは大好きな彼氏との2ショット写真をSNSのLINEに投稿してから1週間後のことだった。
少女の自宅に匿名の手紙が届いた。
内容は
『学校にくるな!殺すぞ!』
という誰ともわからない脅迫手紙。
中2少女は謂れのない怒りより、誰ともわからない恐怖を感じた。
無視をしようにも、自宅ポストに投函されているということは、犯人は自宅を知っているということになるのだから。
その後、中2少女に送られてくる脅迫の手紙の内容はエスカレート。
誹謗中傷、脅迫、罵詈雑言、誰ともわからない言葉の暴力は日ごと激しさを増した。
文面には、少女と仲が良い友人しか知り得ない内容まで書かれていた。
このいじめを超えるような悪質な嫌がらせの犯人は友人なのか?そのほか誰か別の人が犯人なのか?
わからず不安な日々を送る少女。
その脅迫手紙は、多い時には週に2通~3通あった。
終わらない脅迫手紙に、精神的に追い込まれていく中2少女をなんとか助けようと、父親も悩んでいた。
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いじめ問題に取り組む探偵事務所
そんな時父が知人から「いじめ問題に取り組む探偵事務所がある」と聞き、そのいじめ探偵事務所へ。
いじめ探偵事務所『阿部泰尚さん』
いじめを専門とし「学校のいじめ問題」に精通。
過去には200件を超えるいじめ調査を行っている探偵事務所だった。
阿部泰尚さんはまず、手紙の内容から推理。
手紙の内容には中2少女のLINE投稿の内容に触れることが書かれていることから学校関係者ではと仮説を立てた。
その仮説から、阿部泰尚さんは中2少女のLINEのタイムラインをグループ分けしてブロックし犯人を絞り込む。
手紙の内容とを照らし合わせながら最後まで残った犯人と思われる人物は5名まで絞り込まれた。
しかし、犯人の特定は容易ではなかった。
犯人と思われる5名の対象をマークするも特定することはできなかった。
そこで作戦を変更し、脅迫手紙の消印や投函された時間などから該当する郵便ポストを特定。
その郵便ポストに貼り込むと誰もが予想もしなかった人物が郵便ポストに投函したのだ。
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中学2年生の少女に脅迫手紙を送りつけていた意外な犯人とは
脅迫手紙の内容から学校関係者であると推理しながら進めていた事件。
郵便ポストに投函していたのは、なんと彼氏の元彼女の母親だった。
驚くことに犯人は当時中学2年の娘が付き合っていた彼氏の元彼女の母親
おそらく元彼女の失恋を思うばかりに犯行に至った歪んだ愛情。
その脅迫手紙の数は、約60通にも及んだ。
脅迫手紙には『殺す』などが記載されていることから脅迫罪の罪も考えられるため、いじめ探偵事務所 阿部泰尚さんは大人の犯行であったため、刑事事件と判断し警察に届けた。
脅迫罪の場合は以下の通り罰せられる
(脅迫)
第222条 生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者は、2年以下の懲役又は30万円以下の罰金に処する。
2 親族の生命、身体、自由、名誉又は財産に対し害を加える旨を告知して人を脅迫した者も、前項と同様とする。
出典:ja.wikipedia.org
学校内のいじめと思われた事件と思われたが、ふたを開けると犯人は元彼女の母親。
子どもたちのいじめ以上に、良識ある大人が少女を苦しめたこの行為の罪は重く、決して許されることではない。