身代金3億円渋谷女子大生誘拐事件

「身代金3億円渋谷女子大生誘拐事件」白昼堂々起きた誘拐事件…被害者はカリスマ美容外科医の一人娘。

身代金はなんと3億円!

解決までの13時間…運命を分けた衝撃の真相は。

身代金3億円渋谷女子大生誘拐事件 事件発生

事件発生は2006年6月26日午後0時25分頃。池田ゆう子クリニックの院長を務めるカリスマ美容外科医 池田優子さん

その池田優子さんの長女 果菜子さん(当時21歳 大学4年生)が東京都渋谷区の自宅から通学する途中、歩いてバス停に来た際、男が「バスは来ないから乗りな」と声を掛けた。

果菜子さんが「いいです」と断ったところ、男は近くに駐車していたワゴン車に果菜子さんを無理やり押し込み、自分は助手席に乗り込んで逃走。

果菜子さんは拉致された際に悲鳴をあげたが自宅からわずか30mのバス停で男二人にワゴン車に連れ込まれ白昼堂々誘拐された。

その後、犯人から身代金3億円を要求。

犯人からの電話は計14回にも及んだ。

「警察に通報すれば殺す」という脅迫もあったが、池田優子さんはすぐ警察に通報。

しかし実はこの事件、警察への通報は池田優子さんより先にすでに警察に通報が入っていたのだ。

白昼堂々の犯行であった為、会社員の女性や宅配作業をしていた男性ドライバーが事件を目撃していた。

付近で目撃した通行人の会社員女性は、現場から200メートルほど離れた鉢山交番にワゴン車のナンバーを含めた事件の一連を通報していたのだ。

これが犯人捜査の重要な足がかりとなった。

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身代金3億円渋谷女子大生誘拐事件 事件発生後

警察は犯行現場の証言や携帯電話など残された手がかりをもとに犯人を追い詰めていく。

事件発生から4時間後の午後5時頃、ついに警察は通報と同じナンバーの車を神奈川県川崎市中原区の路上で発見。

そして、警察は尾行と張り込みを続け、翌日の2015年5月27日午前0時42分頃、川崎駅付近でこの車を運転していた中国籍と韓国籍の男を誘拐容疑で逮捕。

しかし、この時点ではまだ女子大生の身柄を保護できておらず逮捕した男たちから「川の近くのマンションの305号室」との証言で居場所をつきとめる。

同日の午前1時25分頃、アジトをつきとめた警察はアジトへの突入を決行。

中には軍用の自動式拳銃マカロフを持った犯人がおり、警察との激しい銃撃戦となる。発砲をした銃弾が警官の顔をかすた軽傷を負うも、無事に女子大生の果菜子さんが保護された。

そして、27日午前3時過ぎ、確保した3人の男を監禁の容疑と身代金目的の誘拐の容疑で逮捕された。

逮捕されたのは、いずれも職業不詳で、韓国籍の崔基浩(当時54)、 中国籍の李勇(当時29)、 伊藤金男(当時49)の3容疑者であった。

この犯人グループは埼玉県、千葉県、静岡県で総額3000万円の強盗を数件行っていた事も判明。

また容疑者の一人、伊藤金男は1990年には東北自動車道で玉突き事故で5名が死亡する事件を起こし、業務上過失致死傷などの容疑で逮捕された前科があった。

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身代金3億円渋谷女子大生誘拐事件犯人の動機

『世界バリバリ★バリュー』を見たのが動機であったと警察の取り調べで供述している。

『世界バリバリ★バリュー』とは当時の人気番組でセレブ(お金持ち)の持ち物の値段や収入などを当てる内容で話題となった番組であった。

当時年収が12億円と言われていた池田優子さんが出演していたのを犯人たちが見て犯行を計画したという。

この供述が当時、番組自体も波紋と論議を呼んだ。

納税者とその親族が窃盗・誘拐などの犯罪に巻き込まれる恐れやプライバシーの観点から後に長者番付制度を廃止する方向性を作った要因の一つの事件となった。

裁判では第一審、控訴審とも無期懲役の判決が下され、

2008年4月23日、最高裁で上告が棄却され、被告らの無期懲役が確定した。